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<コラム:031>
参院選の結果を見て考える
日本国民が流した三つのもの

【2010年7月14日】

一昨昨日(2010年7月11日)の参議院選挙前後の動きを見ていて、本ブログ一日一笑欄の「<39> 三人の子供、消火器、老幹部」に掲載した「3,老幹部の四流」を思いだしました。
老幹部とは中国共産党の老幹部のことです。

戦争年代、鮮血が流れました。
建設時期、大汗が流れました。
文革期間、涙が流れました。
改革開放の今、よだれが流れます。

中国の現代史をこれほど簡潔に、かつ見事に表現した笑話はないでしょう。
戦争年代とは日本軍との戦争、その後の国民党軍との内戦です。中国共産党はこれらに勝利して政権の座につきました。途中朝鮮戦争でまた血を流しましたが、老幹部たちは新国家建設の希望に燃えて汗を流しました。しかしその後の党指導部の誤り=文化大革命の発動により、内部対立や社会運営のミスリードによる飢えなどに苦しみ、滂沱(ぼうだ)の涙を流しました。その誤りを是正して再出発したはずの改革開放政策は人びとの金欲、権力欲などに火をつけ、よだれたらたらの欲望丸出し競争社会を生み出してしまいました。

この伝でいうと、日本でも先の大戦(天皇様のお言葉みたい)でおびただしい血を流し、つづいて戦後復興過程で汗を流しました。朝鮮戦争やベトナム戦争で戦争特需という漁夫の利を得て経済高度成長を達成し、その過程および結果においてよだれを垂らし続けてきました。日本は涙がなかった分、幸せだったと言えるかも知れません。

失われた20年というのは、もうよだれを流すゆとりはないのに、そのことを自覚できずに、上も下も真ん中も、左も右も真ん中も、「よこせ、よこせ、よこせ」「くれ、くれ、くれ」とばかりにお互いに奪い合いをしてきた歴史だったのではないでしょうか。

中国も日本も、流すなら血や汗や涙より、よだれがまだまし、と言えるかも知れませんが、それでは人間の品位に欠けます。国民に信頼されない政治家・政党の現状をみるにつけ、国民が、もう一度汗を流し、品位ある社会をつくる、という決意を持たない限り、いつまでもこの混乱がつづくような気がします。

ここはひとつ、苦笑いをかみつぶして、頑張るしかない?

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