◎<コラム>舜子曰く:

<コラム:035>
頑張る中国のジャーナリストたち

【2010年7月30日】

中国では新疆ウイグル地区やチベットでの政治・治安事件や天変地異の大災害がつづいています。もともと、中国は災害が多く、その規模も大きいので、有史以来強大な権力機構が必要とされた土地柄でした。ところがそこに工業近代化の波が押し寄せ、「公害」や「産業事故」が加わるようになりました。これまで、それらは報道管制の対象とされ隠されてきましたが、最近、少しずつ、報道されるようになってきました。

2010年7月28日、洪水によって、吉林省上千化学工場の原料ドラム缶が大量に松花江に流れ込むという事故がおきました。1缶に160kg~170kgの有毒な原料が入ったドラム缶約1000缶が漂流をつづけています。

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報道規制されている労働争議も国外には漏れ伝わるようになってきています。この「一日一笑:おもしろ情報館」でたびたび紹介するように、幹部の腐敗や汚職を追及するマンガや写真情報は国内向けにも報道されています。情報の自由化は中国の民主化を確実に前進させます。これは誰にも止められない時代の流れです。
参考 <マンガ:079>頑張る中国の漫画家たち


同じ日にサーチナでも同趣旨の記事が掲載されていました。全文を引用します。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100728-00000069-scn-cn
中国記者のジャーナリズム意識に変化
7月28日18時44分配信 サーチナ
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 中国では、「メディアは共産党の宣伝機関」と規定され、しばしば特定のテーマについて報道統制される。一昔は一流の記者は株(インサイダー取引)でもうけ二流の記者は(企業からの)広告でもうけ、三流の記者は賄賂でもうけ、四流の記者はアルバイト原稿でもうけ、記事だけ書くのは五流の記者と言われていた。ところが、最近中国の記者もかわってきたなあ、と感じることが多い。

 たとえば、7月3日に廃液漏れ事故をおこし8日も隠ぺいして、大規模環境汚染を引き起こした紫金山銅山(福建省)を取材する記者たちが、現場で企業から渡される「慰労金」の受け取りを拒否したり、中国メディアがその親会社の香港上場企業・紫金鉱業からの広告費を拒否する例が相次いだ。慰労金の封筒には2000元入っており、広告費は一般に6万元だが、現場にいた20前後のメディアおよびその記者らはみな受け取らなかった。

 そんなの当たり前、と思うかもしれないが、中国では炭鉱事故がおきれば、記者がかけつけて炭鉱主に賄賂を要求する、という光景の方が以前はふつうだった。

 先日、古い友人の中国人記者と食事しながら、ジャーナリズム意識について語りあうことがあった。彼は、「報道統制に従うのではなく、その中でぎりぎりの工夫をして、党中央宣伝部のセンサーをくぐりぬけながら、真実を読者に届けなければならないから、中国の記者の苦労は大きい」と訴えていた。喫緊のテーマでは、中国南部でストライキが連鎖的に多発している件について、独自報道を禁止する通達が出されているが、彼は「ストライキは、労働者の権利意識のめざめであり、中国の搾取構造を変えるためにも報道しなければいけない」と言う立場から、「スト」という言葉を使わずに別の言葉に言い換えたり、工夫して記事を書き続けている。

 おそらく記者意識の変革の背景にはインターネットの発達がある。彼らは新聞上で報道できない情報も匿名でネットで発信している。中国のマイクロブログで現役記者らしい人物のつぶやきをつぶさに見れば記者の良心に従った情報発信が増えている。

 それに比して、残念なのが日本のマスコミの劣化、といわれている。官房機密費がメディアコントロールに使われ、記者らが高額の金銭を受け取っていたことが、明らかになりつつある。日本のメディアも、広告費を出す企業との関係や政府や政治家との関係から事実上の言論統制を受けることがある。でも、より厳しい統制を受け、統制に刃向えば記者生命を確実に断たれる立場の中国の記者ですらジャーナリズム意識を語るようになってきているのを見れば、日本のマスコミ、しっかりしないか、と思うのである。(編集担当:三河さつき)

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<コラム:034> 上海万博の暑さ対策

【2010年7月24日】 在上海

朝10時から午後6時まで万博会場A、B、C地区をめぐってきました。

毎日1個、このサイトで上海万博についてリンクを張ってきたので、見慣れた風景のように思っていました。
ところが、中国人自身が中国人のマナーの悪さを指摘して、「こんなこと止めよう」というマナーキャンペーンの写真を掲載しましたが、そんなことありませんでした。行列はキチンと並んでいるし、水飲み場やゴミ箱も綺麗、ボランティアの案内係が多数いて教えてくれます。観客も満杯と言うわけでなく、もう開幕から80日が過ぎて落ち着いてもきたのでしょうが、日本での展覧会とあまり変わりがありません。

これまでお伝えしてこなかったのは、暑さ対策でした。
六本木ヒルズにあるような霧発生装置が会場を横断する幹線道路に設置してあって、これがなかなか効果的。行列をつくる人の頭の上から吹き付けてくる涼風は救いでした。
皆さん暑さ対策をしたうえで、安心して、万博見学においでください。

Img_4487_1

それから会場内を案内する電気自動車タクシーも好評でした。ユニバーサルスタジオなどを案内して回る乗り合いカートのような雰囲気です。対外的に二酸化炭素を排出する悪者として描き出されているので、環境保護キャンペーンに力をいれているのも今風です。

Img_4484_1_1

詳しい報告は帰ってからおいおいお伝えします。

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最後に笑話(苦笑い)をひとつ。

こちらのテレビでは万博見学に出かける朝、「公益」番組としてマナーキャンペーンビデオを繰り返し放映していました。その中のひとつに「老人には席を譲ろう」がありました。それを観て会場に向かいました。

舜子は若々しい格好=バックパッカースタイルで地下鉄に乗り込みました。すると若い女性がすっと席を立って「どうぞ」と譲ります。「そんな歳じゃない」と断ろうと思ったのですが、折角の好意を無視したら悪いと思い、行為を甘んじて受けました。

きっと彼女の行為は、万博見学にきた日本人への行為だったと思います。

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<コラム:033> グーグルよ、おごるな

【2010年7月23日】 在上海

6月末の事業者登録の更新に際して、グーグルが中国当局に妥協して検閲を認めた、と報道されました。上海について早速ホテルでネットのチェックをしました。今朝もしました。

グーグルの事業コンセプトに共鳴して、グーグルのヘビーユーザーになり、携帯までグーグル携帯にしている瞬子としてはgoogleサイトがどうなっているか、真っ先に気になりました。

検索サイトのgoogleにアクセスすると香港のサイトに転送され、いままでと変わりません。Youtubeやpicasaなどは利用できません。詳細はまだ分かりませんが、グーグル社が撤退声明を出したころとそれほど変わらない感じです。

それにもまして舜子として大問題なのは、この「一日一笑:おもしろ情報館」が北京でも上海でも見えないことです。上海では2週間前まで見えていたのですが……

困った挙句の奥の手、フリーのプロキシーサービスを使ってみました。「百度」で「free web proxy」と打ち込むとたくさんのサイトがリストされます。それを順番に試してみたら、幾つものプロキシーサイトからアクセスできました。Youtubeはだめでしたが、picasaはOKでした。まだ試していませんが、Youtubeにアクセスできるproxyサーバーも利用法もあるそうです。

で、言いたいことはなにかと言うと、「グーグルよ、おごるな」と言うことです。中国での検閲やネット管理はとても困ったことで、中国の人にも外国のわれわれにも困ったものです。しかし、中国の諺にあるように「上に政策あれば下に対策あり」です。下のものがその対策で困るようになれば上の政策を変えるでしょう。政策だけでなく政権、どころか天までひっくり返すのが中国4000年の歴史で、つい60年前にいまの政権の親や祖父母の世代がひっくり返したのです。(付け加えると、中国の件だけでなくグーグルが少し傲慢になってきたように舜子も感じていました。アップルはiPhone、iPadの成功で完全に傲慢姿勢に戻りましたが・・・)

このサイトでも政権批判につながるような笑話をたくさん訳していますが、それは中国庶民の日々の息遣いを知るためで、それ以上の意図はありません。グーグルは中国でビジネスをしようと思っているのですから、今回のように当局と折り合いをつけながら商売していいと思います。中国当局はまだ世界が外部から制裁をしなければならないほど非理性的な政権ではないと舜子は思います。それよりも、グーグルは不自由でも知恵を使ってもっともっと中国に浸透して中国庶民の間にネットの価値とその楽しさを広げる活動をして欲しいと思います。

中国当局の政策に忠実と言われている「百度」を使って、当局が遮断している情報にアクセスする方法をいくらでも入手することができるのが現実です。

でもやっぱり、「一日一笑」が中国で見えないのは悲しい。中国当局さん、元ネタは全部中国サイトにある中国語なんだから、「一日一笑」をブロックしても何の意味もありません。ブロック、やめてよ~

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<コラム:032>
上海万博、見に行きます

【2010年7月22日】

今日の13:30の便で羽田から上海・虹橋へ向かいます。

現地からの報告だと、うだるように暑いそうです。公式気温発表は気温32℃、体感温度37℃とネットに出ていました。もっとも東京はそれ以上の日々が続いていますが……

体調とネット状況がよければ、現地からレポートを送ります。乞うご期待。

今秋、いよいよ羽田の国際線ターミナルが本格稼働します。おりしも、昨日の朝日新聞が1面で大々的にこの報道をしていました。引用しておきます。

P.S.
今日から1週間、笑話と「これ、知ってる?」の2本は毎日お送りします。また、メルマガも毎日配信します。
滞在は1週間の予定です。では、皆様、よろしく。

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【2010年7月21日】
羽田、海外13都市と直結へ ハブ空港化まで3カ月

羽田空港の新国際線ターミナルと新滑走路の開業が3カ月後に迫った。東アジア限定だった羽田の国際線は10月末以降、欧米や東南アジアにも広がり、国内線・国際線の拠点を併せ持つ「ハブ空港」に衣替えする。経営不振が続く航空各社も反転攻勢の足がかりにしようと期待する。
 羽田では10月21日に国際線ターミナルと新滑走路の使用が始まり、10月31日以降、ロサンゼルス、パリなど9都市と結ぶ便が就航する。既にある東アジア路線を含めると、13都市と結ばれる。

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羽田は東京の都心に近く、欧米便は午後10時半以降の出発となるため、仕事を終えたビジネスマンがその日のうちに海外に出かけられるようになる。頻繁に海外と行き来するという大手電機メーカーの40代社員は「選択肢が広がり、出張で羽田を使うこともありそうだ」と期待する。
 羽田には既に国内の約50都市とを結ぶネットワークがあるため、地方から羽田経由で海外に出たり、外国人客を羽田経由で地方に呼び込んだりもしやすくなる。これまで韓国の仁川(インチョン)空港が、日本の地方と海外を結ぶ乗り継ぎ拠点の一つになっていた。羽田にも同様の機能が備わり、空港の国際間競争は活発になる。
(以下略)

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<コラム:031>
参院選の結果を見て考える
日本国民が流した三つのもの

【2010年7月14日】

一昨昨日(2010年7月11日)の参議院選挙前後の動きを見ていて、本ブログ一日一笑欄の「<39> 三人の子供、消火器、老幹部」に掲載した「3,老幹部の四流」を思いだしました。
老幹部とは中国共産党の老幹部のことです。

戦争年代、鮮血が流れました。
建設時期、大汗が流れました。
文革期間、涙が流れました。
改革開放の今、よだれが流れます。

中国の現代史をこれほど簡潔に、かつ見事に表現した笑話はないでしょう。
戦争年代とは日本軍との戦争、その後の国民党軍との内戦です。中国共産党はこれらに勝利して政権の座につきました。途中朝鮮戦争でまた血を流しましたが、老幹部たちは新国家建設の希望に燃えて汗を流しました。しかしその後の党指導部の誤り=文化大革命の発動により、内部対立や社会運営のミスリードによる飢えなどに苦しみ、滂沱(ぼうだ)の涙を流しました。その誤りを是正して再出発したはずの改革開放政策は人びとの金欲、権力欲などに火をつけ、よだれたらたらの欲望丸出し競争社会を生み出してしまいました。

この伝でいうと、日本でも先の大戦(天皇様のお言葉みたい)でおびただしい血を流し、つづいて戦後復興過程で汗を流しました。朝鮮戦争やベトナム戦争で戦争特需という漁夫の利を得て経済高度成長を達成し、その過程および結果においてよだれを垂らし続けてきました。日本は涙がなかった分、幸せだったと言えるかも知れません。

失われた20年というのは、もうよだれを流すゆとりはないのに、そのことを自覚できずに、上も下も真ん中も、左も右も真ん中も、「よこせ、よこせ、よこせ」「くれ、くれ、くれ」とばかりにお互いに奪い合いをしてきた歴史だったのではないでしょうか。

中国も日本も、流すなら血や汗や涙より、よだれがまだまし、と言えるかも知れませんが、それでは人間の品位に欠けます。国民に信頼されない政治家・政党の現状をみるにつけ、国民が、もう一度汗を流し、品位ある社会をつくる、という決意を持たない限り、いつまでもこの混乱がつづくような気がします。

ここはひとつ、苦笑いをかみつぶして、頑張るしかない?

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<コラム:030> 売り込み電話撃退法

【2010年7月12日】

舜子が参加しているあるメーリングリスト(ML)での会話で、うるさくかかってくる勧誘電話を効果的に撃退した実例がふたつ紹介されました。期せずして素晴らしい日本製笑話が収集できたので紹介します。

《撃退法―その1》
そのMLメンバーは競馬大好き人間。連日「競馬必勝法」を研究しています。
彼は先週の土曜日、例によって競馬に行きました。
その日、たまたま奥さんは用事があって実家に帰っていたそうです。

彼の家に電話があり、娘さんが出ました。
 (たぶん、投資か商品の勧誘らしい)

勧誘員::「お父様はいらっしゃいますか?」
娘さん「競馬に行ってます」
 (土曜日、競馬に行くのはその家ではいつものことなので)
勧誘員:「じゃあ、お母さまはいらっしゃいますか?」
娘さん:「実家に帰ってます」

電話の主は何も言わずに切ったそうです。

《撃退法―その2》
もうひとりのMLメンバーのケース。
彼が単身赴任して、ある地方にいたときの本宅での話です。

奥さん宛に勧誘の電話がかかってきました。
勧誘員:「○○さん(彼の名前)はいますか?」
奥さん:「いません」
勧誘員:「いつ帰ってきますか?」
奥さん: 「帰ってきません」
勧誘員:「???」

そして電話は切れ、その後勧誘の電話はかかって来なかったそうです。
実例ふたつとも、とても仲むつまじいご家庭、ご夫婦なのですが、勧誘員は早合点したんですね。
オレオレ詐欺も、嘘をつかず本当のことを言ってこんなに効果的に撃退できる方法はないものでしょうか。

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<コラム:029> 面倒な外来語の中国語表記:国名篇

【2010年7月6日】

漢字表現で困ることがあります。そのひとつが外来語の表記です。
現代中国語では、外来語の発音や意味を考慮して「中国語訳」します。
たとえば、こんな風です。

コカコーラ     可口可乐
ペプシ       百事
マクドナルド    麦当劳
マッキントッシュ  麦金塔
マイクロソフト   微软

これはこれで面白いのですが、世界が狭くなり、交流が頻繁になってくると、地名や人名まで翻訳するのですから、絶対的に無理があります。中華意識を持つ人びとはこのやり方に固執するかも知れませんが、舜子など、漢字の成り立ちを研究して人為的に開発したハングルを中国発音を取り入れて改良すれば、どんなに中国語が合理化されるかわからない、と思っています。それがイヤならハングルにまさる発明を中国人はしたらいいと思います。表意文字の原則を崩して簡体字を強制している今のやり方も?です。中国人は、この政策のお陰で文字の形を余計にたくさん覚えなければならなくなっています。

てなことを言っても始まらないので、まずは、万博でしょっちゅう出てくる国名だけでも、中国語表記を覚えましょう。

印度    インド
尼泊尔   ネパール
巴基斯坦  パキスタン
阿联酋   アラブ連合共和国
以色列   イスラエル
韩国    韓国
沙特    サウジアラビア
新西兰   ニュージーランド
泰国    タイ
新加坡   シンガポール
澳大利亚  オーストラリア
捷克    チェコ
委内瑞拉  ベネズエラ
卢森堡   ルクセンブルク
巴西    ブラジル
瑞典    スウェーデン
墨西哥   メキシコ
荷兰    オランダ
智利    チリ
挪威    ノルウェー
比利时   ベルギー
西班牙   スペイン
芬兰    フィンランド
意大利   イタリア
瑞士    スイス
土耳其   トルコ
美国    米国
俄罗斯   ロシア
英国    イギリス
丹麦    デンマーク
奥地利   オーストリア
波兰    ポーランド
加拿大   カナダ
法国    フランス
德国    ドイツ

以上、順不同、思いつくまま列挙しました。機会があったら、外来語の中国語表記傑作集を発表します。乞うご期待。

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<コラム:028>
「一日一笑」で人生相談

【2010年7月4日】

当「一日一笑:おもしろ情報館」サイトは開設してから半年以上が経ちました。収録記事数も547本となりました。この間の皆様のご支援とご鞭撻にあらためて感謝申し上げます。

ところで、本サイトでは利用しやすくするため、各カテゴリーごとに総目次をつけていますが、それでも本数が多くなったため求める記事を探しずらくなってきました。そこで本日より、トップページ右上にサイト内検索機能をつけました。

この検索機能はgoogleなどの検索機能とおなじで、検索語を窓の中に入力して検索ボタンを押すと、瞬時に候補ファイルを表示してくれます。日本語でも中国語でも英語でも大丈夫です。これからもますます記事を増やしていきますので、「あの記事はどこだったかな?」というときには、覚えているフレーズを打ち込んで探してください。きっとあっという間に探し出してくれるはずです。

検索機能にはもうひとつの使い方があります。それは、当「一日一笑」サイトには、実は人生の指南役という隠された「ミッション」があります。それを利用できるのです。

例えば、

(1) 現在の経済的危機的状況からどう脱却しようかと悩んでいる方は「金融危機」と打ち込んでみてください。すると「<7> 金融危機下の生活秘訣」という記事がマッチして、実に霊験あらたかなアドバイスをご覧いただけます。

(2) 結婚に悩んでいる方はズバリ「結婚」と打ち込んでみてください。さすがにこの問題は人生の大問題なのでたくさんマッチします。それらをひとつひと読んでいくとじつに有意義なヒントを得ることができます。舜子など「<104> 結婚の前と後」には感心しました。結婚のプロセスを巻き戻しするのは実に不幸なことだと理解できます。

(3) 寂しい時は「」と打ち込んでみてください。中国語のサイトなので漢字だけで検索した方がヒット率が高くなります。すると、「私が吸い込んだのはタバコの煙ではない。寂寞です!」と言う一句がでてきます。タバコの煙ではなくても吸い込んだものなら吐き出せばいい、と理解できます。

(4) 「お金持ちになって天国にいきたい」と思ったら、「お金 天国」と入力してみましょう。AND検索もできます。すると、いろいろ出てきます。要点を列挙すると、
 ● 結婚とは、天国まで遠く、地獄には近いもの
 ● 天国は素晴らしいところだと言う。....でも、みんな行かない。
 ● 自分の心をしっかり持つことが最重要! さもなければ、自分は天国、お金は銀行、ってなことになるでしょう。
このアドバイスを信じると、「天国に行くことを考えるより、結婚してこの世でお金を使い切る」のがよいと分かります。その方が目下世界中を悩ませている経済問題の解決にもなるしね。

検索機能をご活用くださり、ひきつづき「一日一笑」ブログをお楽しみください。

天主(もとい店主)敬白

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<コラム:027> ワールドカップ 悪魔の手を見た!

【2010年7月3日】

遅く起きてNHK-BSのスイッチを入れたらウルグアイ・ガーナ戦をやっていた。録画だったが結果を知らなかった。そのまま見ていたら、なんと、悪魔の手を目撃することになってしまった。

今朝3時頃、一日一笑に「アヒルとカニ」の笑話をアップしたばかりだった。(この笑話はここをクリック。)そのコメントで舜子は「勝てるルールで勝負するのが一番! 勝てるようにルールを変更する国もあるけどね、それは論外」と書いた。しかし、しかし、ルールは勝てるように「悪用」すべし、と書き加えるべきだったと痛感。

延長戦2回目、両者とも譲らず1対1のまま推移、そのままPK戦に突入かとだれもが思っていた終了間際、ガーナがウルグアイのゴール前で激しく攻撃。アフリカ勢として初めてベストフォーに進める絶好のチャンス到来とばかりガーナはかさにかかって猛攻をつづける。ボールは2、3度跳ね返されたが、ついにガーナの選手がキーパーの脇をついてシュート。舜子も隣にいた妻も思わず「入った」と叫んだ。と、信じられない光景が出現。ゴールポスト下にふたりいたウルグアイの選手のうちひとりがなんと頭上に「うなりをあげて」襲ってくるボールを、頭でなく、両手でポスト外にはね飛ばしたのだ。「えっ」と思う間もなく、主審はレッドカードを出し、その選手を退場させた。だがすでに延長時間はオーバー。こんなところでレッドカードなんてなんの意味もないのに・・・。なんだこの審判は? サッカーのルールって、こんなものなの? と、にわかサッカーファンの舜子ら。試合はウルグアイの反則でPKを得たガーナが失敗し、パラグアイ・日本戦のようにPK戦に突入。

そのとき思い出すのはつい先日観たイングランド・ドイツ戦でのジャッジミス。イングランドのシュートがはっきりとゴールインしたそのボールをキーパーがゴール外に放り投げてイングランドが無得点となったシーンだった。

「PK戦でウルグアイが勝ったらあの選手はウルグアイ人には“神の手”だけど、ガーナとアフリカにとっては“悪魔の手”だな」と話していたら、ウルグアイが勝ってしまった。

サッカーの神様マラドーナの「神の手」が語り継がれるように、ガーナ・ウルグアイ戦の今回の事態は「悪魔の手」として語り継がれるのかも知れない。

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<コラム:026>
中国は詩の国、文字の国
お寺もチケット売り場もトイレさえ

【2010年7月1日】

中国は、どこへ行っても、文字と詩の国だと痛感します。言葉自体がリズミカルで歯切れが良くメロディアスで抑揚があります。文字一文字が1音節で、その音節がそれぞれに4つの声調のいずれかを持つ中国語の基本構造に起因しているのでしょうか。その基本構造が、仏典や四書五経という論語の経典や漢詩、唐詩などの詩の伝統を作り出したのだと思います。

ある日、上海で最古の禅宗寺院として名高い龍華寺に行きました。これは三国史演義に登場する呉の国の孫権が建立したという説がある古刹です。拝殿の左右の柱に次のような文章が書いてあります。
<右> 過去現在未来会心一念即是
<左> 天上地下人間幻化三千拝真

恐らく<右>は「過去現在未来、会心一念は即、是である」という意味でしょうか。きっと禅宗の深い意味が込められているのだと思います。
<左>は、「天上地下、人の世は幻の如く変化するが、三千回拝めば真となる」のような意味にとれます。随分現世利益誘導文句のようで週一にわか禅修行者の舜子には禅らしく感じられません。
でも、2つの句とも日本語読みしても意味深で調子が良いです。

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次にある日、上海からタクシーを1時間ちょっと飛ばした郊外にある周庄(周荘)という水郷の古鎮に行きました。ここには周庄で栄えた沈一族の居宅が博物館になっていました。そこにあった一族の書斎(?)の両脇の柱に次のような文句が書いてありました。

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柱の文句は次のように読めます。
古今来色色形形無非是戯。
天地間奇奇怪怪何必认真。

きっと、
・昔から、中味も外見もただこれ、お芝居のようなもんさ。
・天地の間(つまりこの世)は、奇々怪々。何が本当だか分かったもんじゃない。
というような意味なんでしょう。

現世に執着しない悟りの境地なんでしょうか。何かのお経の言葉なのでしょうが、栄華の絶頂に到達した沈一族の家訓になったのかもしれません。

このような言葉はほんの一例で、中国のお寺や古い建物を訪ねれば、門前の狛獅子と同じく必ずどこでも目にすることが出来ます。

またまたある日訪れた山溝溝のチケット売り場に次のような看板を発見しました。

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「恩欲報 怨欲忘 報怨短 報恩長」と書いてあります。
「恩義には報いましょう。怨みは忘れましょう。怨みに復讐してもその時だけのもの。恩義に報いるのは末永きもの」というような意味でしょう。きっと、不正行為はやめてキチンと切符を買いましょう、というマナー教育の一環ではないでしょうか? (ホントかな?)

この山溝溝の施設は職員教育にも熱心なようです。
「職員食堂」の入り口の右側にはポスターが貼ってあります。
「みんなで創って、みんなで享受しましょう。力を合わせて(山溝溝を)経済的に強力なレジャー施設にしましょう」と呼びかけています。そして左側には・・・・

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幸福不在于得到的多。
而在于計較得少。

幸福は多くを手にするところには存在しません。
少なくて済むよう心がけるところにあります。

まことに含蓄深い言葉ですね。拝金主義にまみれたかつての(いまも?)日本やこれは確実にいまの中国にぴったりの“警句”だとは思いませんか?

(山溝溝のレポートはここをクリックしてご覧ください。面白ことが書いてあります。)

最後に、最も詩的で実生活上極めて有効なスローガンを見つけたので、紹介します。

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向前一小歩
文明一大歩

これは、人類として初めて月面に一歩を印したアームストロング船長の言葉のパロディーでしょうが、オリジナルに匹敵するだけでなく、生活に即役立つ表現だと思いませんか? 中国語は面白いです。(ちなみに中国語の下に書いてある英訳は陳腐でつまらないけど)

舜子はあいにく女子トイレに入ったことはありません。もし女子トイレにもこれに匹敵するような素敵な表現を発見した方がいたら教えてください。

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